ワクチンと免疫の関係性は?わかりやすく解説

病気から私たちの体を守る「免疫」と、その力を引き出す「ワクチン」

どんな仕組みで働いているのか、解説していきます!

目次

免疫とは?体を守る防衛システム

免疫は、侵入してきたウイルスや細菌などの病原体を排除して、身体を守る仕組みのことです。簡単に説明すると、免疫は次の2つのステップで働きます。

1. 病原体を見つけて攻撃!(自然免疫)

病原体などの異物が体に入ると、免疫細胞がそれを感知して攻撃します。免疫力が下がっているとこの戦いに負けてしまい、感染してしまうことがあります(風邪など)。

2. 病原体を記憶!(獲得免疫)

一度戦った病原体の記憶は、免疫記憶として残されます。次に同じ病原体が侵入したとき、すぐに免疫細胞が活性化するので、より強い攻撃力で倒せるようになります。

ワクチンって何をしているの?

ワクチンは、免疫記憶を得るための「練習相手」のようなものです。実際の病気にかかることなく、体に「病原体に対抗する方法」を学ばせます。

ワクチンが体に入ると、以下の反応が起こります。

1.免疫細胞が反応

ワクチンの成分を異物と認識して攻撃します。ワクチンに使われる成分は、弱くした病原体や感染力を失った一部なので、発症することはありません。

2.免疫記憶ができる

本物の病原体が来たときに備えて、「倒し方」を記憶します。倒し方には2種類あり、ワクチンの種類によってどちらが強くはたらくか異なります。

液性免疫(抗体を作る力)

ワクチンによって体が抗体を作り出します。

抗体は病原体を「無力化」する役割があります。

細胞性免疫(免疫細胞の働き)

病原体が感染した細胞を見つけて破壊します。

特にウイルスに対する免疫では重要です。

なぜワクチン接種が大事?

病気の重症化を防ぐため

ワクチンを接種すると免疫効果が上がるので、感染しても症状が軽く済む場合があります。新型コロナウイルスやインフルエンザでの接種例がこれに当たります。

集団免疫を作るため

多くの人が免疫を持つと、その人自身で病原体を排除できるので、病原体が広がりにくくなります。これにより、ワクチンを接種できない赤ちゃんや免疫が弱い人も守られます。

気になるワクチンの疑問

ワクチンを打っても感染することがある?

あります。

ただし、ワクチンを打つことで重症化するリスクが大幅に下がります。感染を完全に防ぐものではありませんが、免疫を強くしたり、すぐに対応できる状態にしてくれます。

副反応が心配です…

ワクチンによる副反応(発熱や腕の腫れなど)は、免疫が反応しているサインです。ほとんどの場合、数日で収まります。

また、副反応とは別に「迷走神経反射」が起こることもあります。これは、注射などによる痛みや恐怖、緊張などの心理的ストレスによって引き起こされる生理的反応です。血圧や心拍数の低下を伴い、失神を引き起こすこともあります。

注射行為に苦手意識がある方は、接種後、横になれたり座れる環境があると良いでしょう。リラックスして受けることも大切です。

ワクチンはどれくらい効果が続く?

ワクチンの種類や病原体によります。一部のワクチン(破傷風など)は追加接種が必要ですが、麻疹や風疹のように長期間効果が続くものもあります。

ちなみにインフルエンザワクチンは、接種後効果が現れるまでには約2週間かかり、その後の効果は平均して約5ヶ月持続します。

まとめ:ワクチンで免疫を味方につけよう!

ワクチンは、病気にかからないための「予防」の一環です。

自分の免疫を強化し、周りの人も守ることにつながります。正しい知識を持ち、安全にワクチンを活用しましょう!

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この記事を書いた人

地域の薬局薬剤師。人生のモットーは「人々の快適の手伝いをする」こと。医療系以外にFP3級取得などライフプランニングに興味あり。

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