知ってるようで知らない市販薬の種類

ドラッグストアに行けばたくさんの薬が売られていますよね。

実は市販薬は大きく分けて4種類に分類されています。

どのような基準で分けられているのか、豆知識をお伝えします!

目次

市販薬は「要指導医薬品」「第一類医薬品」「第二類医薬品(指定第二類医薬品)」「第三類医薬品」に分けられる

処方箋を必要とせず薬局及びドラッグストアで販売されている医薬品は、カウンター越しに(Over The Counter)購入できることからOTC医薬品と呼ばれています。

OTC医薬品は、含まれている成分を副作用、飲み合わせ等の観点から、リスクが高い順に「要指導」「第一類」「第二類(指定第二類)」「第三類」に分けられています。

指定第二類とは
第二類医薬品のうち、特別の注意を有するものとして厚生労働大臣が指定した医薬品

それぞれ取り扱いが異なってくるので、みてみましょう。

違い①対応する専門家

「要指導」「第一類」は、リスクが高いため薬剤師でなければ対応することができません

「第二類(指定第二類)」「第三類」は薬剤師以外にも登録販売者も対応することができます

登録販売者とは
2009年6月の薬事法改正によって誕生した、一般用医薬品の販売を行うことができる公的資格です。
登録販売者が扱える第二類、第三類医薬品はOTC医薬品の90%を占めており、ドラッグストア等で販売されている医薬品をほとんど扱うことができます。

また、「要指導」「第一類」は、書面を用いて説明することが義務付けられています。

「第二類」は可能な限り、「第三類」は特に決められていません。

違い②販売できる顧客

「要指導」は、使用する本人への販売が前提です。使用本人でない場合は、正当な理由がある場合のみ販売が認められています。

正当な理由の例
・災害時等で本人が店舗に訪れることができない
・医学、歯学、薬学、看護学等の教育や研究のために用いる

「要指導」以外の医薬品については、本人でなくとも購入することができます。

しかし、病状や併用薬、副作用歴を確認してもらい安全に購入するためにも、可能であれば本人が訪れるようにしましょう。

違い③陳列する場所

それぞれの医薬品が混在しないよう、陳列にも規定があります。

「要指導」「第一類」は、購入者が直接手に触れることができないエリアまたは鍵のかかる場所に陳列することとされています。

「指定第二類」は、情報提供するための設備(カウンター等)から7m以内の範囲に陳列することとされています。

「指定第二類以外の第二類」「第三類」は、特に規制がありません。

また、医薬品を販売しない時間帯は陳列区画を閉鎖しています。

違い④購入できる場所

「要指導」対面販売のみ購入することができます。

それ以外の「第一類」「第二類」「第三類」インターネット販売でも購入可能です

インターネット販売で購入する場合は、注文後、薬剤師や登録販売者からメール等を通して情報提供が行われます。購入者が理解できたかどうか確認した後、医薬品が発送されます。

手軽に購入できるインターネット販売ですが、中には違法サイトが紛れ込んでいるため注意が必要です。

各自治体から厚生労働省へ報告された安全なサイトは、以下のページから確認することができます。

まとめ

最後に簡単な表にまとめました。

安全にOTC医薬品を使っていただくために、いくつかルールが決められています。

有効活用して健康的な生活を送りましょう(*^^*)

.
要指導医薬品
一般用医薬品
第一類指定第二類第二類第三類
リスクの高さ確立して
いない
特に高い比較的高い比較的低い
対応する専門家薬剤師薬剤師または登録販売者
情報提供書面を用いて行う努力義務規定なし
陳列方法直接手に取れない場所直接手に取れる場所
販売方法対面のみインターネット販売も可
OTC医薬品の分類

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この記事を書いた人

地域の薬局薬剤師。人生のモットーは「人々の快適の手伝いをする」こと。医療系以外にFP3級取得などライフプランニングに興味あり。

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